東京の魚食文化、四百年の歩み

市場を超えて——受け継がれる目利きの伝統
現在の「東京」という名が生まれるずっと前、この街は江戸と呼ばれていました。
江戸時代、漁師たちは東京湾で獲れた魚を、その日のうちに江戸最初の魚市場である日本橋魚河岸へ運びました。夜明けとともに取引された魚介は、鮮度だけでは十分でないことを知る商人たちの手で、街の各所へ届けられました。品質を左右するのは、旬、産地、扱い方、そして買い手の確かな目でした。
1923年の関東大震災後、市場は移転を経て、1935年に築地市場として開場しました。築地は80年以上にわたり日本の水産流通の中心を担い、その活気、専門性、妥協のない基準によって世界的に知られるようになりました。
そして2018年、卸売市場は再び移転し、豊洲へと受け継がれました。
新しい市場、変わらぬ品質への探求
豊洲市場は、徹底した温度・衛生管理と、市場全体で品質を守るための設備を備え、次世代の水産流通を支える市場として設計されました。
それでも、市場で最も大切なものは昔から変わりません。それは、そこで働く人々です。
毎朝、経験豊かな買い手は、わずかな違いから品質を見極める熟練の技「目利き」で魚介を評価します。魚種、旬、漁場、脂の乗り、色、身質、状態、さらにはその日の天候までもが、選ぶべき一品を左右します。
最良の選択が、最も大きな魚、最高等級、あるいは最高値の品とは限りません。その日に、最も良い状態にあるものこそが最良なのです。
品質は細部に宿る
Minato Marketは、豊洲で受け継がれてきたこの考え方を、サンフランシスコ・ベイエリアへ届けています。
私たちにとって、「日本から仕入れる」ことは出発点にすぎません。魚介がお客様の食卓に届くまでの、あらゆる工程が大切です。
どこで獲れたのか。
いつ旬を迎えるのか。
どのように選ばれたのか。
どのように扱われ、梱包されたのか。
どれほど迅速かつ丁寧に運ばれたのか。
私たちは日本のパートナーと緊密に連携し、単に入手できるかどうかではなく、その時々の状態と品質を基準に魚介を仕入れています。旬の一尾魚や本マグロから、ウニ、ホタテ、貝類、そのほかの特選品まで、食卓での味わいを決める細部に目を配り、一品一品を選んでいます。
豊洲市場から食卓へ
豊洲には、絶え間ない研鑽を重ねながら受け継がれてきた、何世紀もの知識があります。東京の早朝市場からベイエリアのお客様の食卓まで、その心配りを途切れさせずにつなぐことが、Minato Marketの役割です。
格別な魚介は、ひとつの判断だけで生まれるものではありません。
すべての細部を正しく積み重ねた先に生まれるものです。
旬。産地。細部へのこだわり。
豊洲市場から直送
日本で丁寧に選び抜いた魚介を毎週新鮮な状態で輸入し、サンフランシスコ・ベイエリア各地へお届けします。